このような鞄を買ってくださった方に拝みたいくらいだった
2018年 02月 03日
でも、やっぱり、今も昔もよく動くのは、明るいめの、可愛い作品、無難な作品だった。
しかし、いまさら、明るいだけの作品は作れないや。
ブランク前の若いときは、この世界を知ったつもりでいた。
自分なりに光と影の世界を表現していた。
しかし実際、本当の酸いも甘いも知らないから、結局奥行きの浅い作品だったと思う。
それはそれで良かったのだ。
その時の作品の方がやはり、完全にこの世界を信用しているような、無邪気な明るさはある。
で、酸いも甘いも本当に、噛み潰した後に作った作品は、
脳内が、ぶっ飛んでしまって、このような作品、
どちらも鞄ですが作ったのですが、かってくださった方を拝みたいくらいでした。
無難な可愛さは確かに動く。
しかし、このようなぶっ飛んだ作品を理解してくださる方も、この世界にいてくださること、
この世界を少しだけ信じられるようになったきっかけでした。
本当にありがとうございました。
チラットチラリズム
by atelier-madoka
| 2018-02-03 20:18
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